妊活を始めたからといって今までとがらりと生活を変えてしまう必要はありません。でも普段の食生活が意外と妊活の妨げになっているかもしれませんよ。
NGな食生活していませんか?
肥満、痩せすぎにつながる食生活はNG!
友達やパートナーとの外食は時々なら気分転換にもなって良いものですが、どうしても塩分や油分たっぷりの料理を食べる機会が増えてしまいます。
また、若い女性が大好きなパスタやラーメンなどの麺類中心の食生活は、お腹は満たされても妊活中に摂りたい栄養素は不足しがちですよね。
一般的にはBMI数値が「22」のときがもっとも病気になりにくい体型といわれており、これを妊活中の人向けに言いかえると「一番妊娠しやすい健康な体型」だと表現できます。
特に太り過ぎの人は脂肪細胞から分泌されるタンパク質の量が減り、卵子が育ちにくくなったり、排卵障害につながってしまうこともあります。
ホルモンバランスも乱れやすくなるため、多嚢胞性卵巣症候群のリスクも上がってしまうのです。
妊娠時にBMI指数が30以上あると赤ちゃんの生後1年以内の死亡率が上がるというデータもありますので、妊活中から適正体重を維持する食生活を心がけてください。
食事時間が不規則、または食事抜きはNG!
日によって食事時間がまちまちだと、食事中に活発になる交感神経と食後に活動を開始する副交感神経がいつもバラバラな時間に働かされることになります。
その結果、自律神経のバランスが崩れやすくなり、頭痛や不眠などの不快な症状が表れるだけでなく、妊娠準備のためのホルモン分泌もきちんと行われません。特に妊活中の食事抜きは絶対にNG。
カロリー不足になるのはもちろん、食事を抜くと体温が下がり、子宮も冷えて活動が鈍くなってしまいます。
忙しい毎日でなかなか余裕はないかもしれませんが、なるべく決まった時間に食事をとるようにしましょう。
嗜好品のとりすぎもNG!
アルコールやカフェインが胎児の正常な成長を妨げ流産や早産の原因になることはよく知られていますから、妊娠が分かったと同時にきっぱりとやめる女性がほとんどです。
でも、妊娠前にコーヒーを飲んでいた女性はそうでない女性に比べて流産や早産のリスクが20%高くなることがわかっています。さらに、缶ビールに換算して1日2本以上のアルコールをたしなむ生活を長年続けていると、妊娠するまでにかかる期間も長くなってしまうそうです。妊活中だから今のうち、と考えていると不妊体質やせっかく授かってもきちんと妊娠を継続できない体質に変わってしまう可能性があります。嗜好品をきっぱりやめてしまうのはストレスになりますが、「ちょっと飲み過ぎかな」と感じる人は少しずつ適量を心がけていくようにしましょう。
おわりに
妊活向けのサプリメントを飲む一方で、妊娠しにくい体を作ってしまうNG食生活を続けていてはあまり意味がありませんよね。わかっていてもついつい飲んでしまうお酒や外食三昧の日々。どれもきっぱりやめる必要はありませんが、こつこつと妊娠しやすい体作りを意識してみてください。
参考サイト:たまGoo! – 妊活・妊娠・出産・育児の応援サイト