妊娠力アップのために摂りたい栄養素や食材、反対に摂らないほうが良い食材。いざ妊活を始めてみたものの、あまりに情報が多くて振り回されてしまうことはありませんか?
実はたった2つの「色」にまつわるキーワードを知るだけで、妊活食がぐっと楽しく簡単になるんですよ!
キーワード1.赤
まず1つ目は「赤」。血液の色です。妊活中の食事には積極的に赤い食材を取り入れてみましょう。アジやイワシなどの赤みの魚や肉類には血液の材料となる鉄分が豊富に含まれていますし、トマトに含まれるビタミンCはその吸収を助けてくれます。大部分が血液で構成されている子宮にとって、血は材料であり貴重なエネルギー源。血液が増えた分だけ元気に働いてくれるようになりますよ。
そして、パプリカなどに含まれるビタミンEも、子宮が苦手な冷えを改善して妊娠力アップにつなげてくれる栄養素です。それぞれを栄養素で考えると少しややこしいですから、「赤の食材は血を増やして血行を促進してくれる」と覚えておきましょう。
キーワード2.黒
2つ目のキーワードは「黒」。彩りを考えると普段の食事ではあまりメインに使われることはない色かもしれませんね。でも、身近にある黒い食材をいくつか思い浮かべてみてください。ヒジキや海苔、黒豆や黒ゴマなど、メインの食材を引き立てる名脇役たちばかりです。
あまり耳慣れない言葉ですが、昔から東洋医学では妊娠や出産に関わる部分を「腎」と呼んでいました。黒い食材はその「腎」機能を高めてくれる=妊娠力を高めてくれる食材として大事にされてきたのです。
もちろん栄養学上の観点からも、亜鉛や鉄分、カルシウムなどのミネラル豊富な黒い食品は妊活中にふさわしい食材ですよ。
おわりに
毎日がんばって完璧な妊活メニューをこなすのも良いですが、あまり気にし過ぎてストレスをためてしまっては逆効果です。
長期戦になることもある妊活だからこそもっと気楽にいきたいものですよね。
妊活のための食事は「赤」と「黒」がキーワード。ぜひ覚えておいてくださいね。